私は月に一回ユニークな教育改革を実践されている人をゲストにお呼びして話を聞く30分のUST番組「発明家永谷の教育イノベーション」を行っています。
先日10月8日(木)は川合正先生(東洋大学京北幼稚園園長)をお呼びしました。
先生は、最近、【動ける子にする育て方】という本を出版されています。
子育てに悩む親は多いと思いますが、先生からの一言一言はとても勉強になり考えさせられるものでした。その一つが
「子どもの成長を大人が邪魔をしている」
という点。
愛する我が子のためを思ってやっていることが逆の結果になってしまうことなのです。OECDの調査では日本人の子供の自己肯定感は最悪であるということ。
それは親の言葉が影響しているとのことなのです。
勉強しようと思っているのに「勉強しろ」と言う。
散らかしている部屋を見て「なんで、あなたはかたずけないの?」と言う。
「しょうがないなあ・・・、どうしてあんは・・・、まったくあなたは・・」と言った否定的な言葉。これを浴びせられた子供は、
「どうせ僕(私)なんて・・・」と自己肯定感がどん底になる。
大切なのは
「僕でもできる、私もできる」という気持ちにさせること。
実は、たくさんたくさん「できた」ことが子供にはあると先生は言います。
・初めて逆上がりができた!
・マラソンで最後まで頑張れた!
・きれいな絵が描けた!
そんなことを見つめて声をかけてあげようというのです。
寝る前に「明日もきっといいことある!」と自己暗示をかけるとよいとのことです。
またI(アイ)メッセージも有効とのこと。子供のことを指す言葉でなく親自身の気持ちを伝えるとのことです。
例えば試験前にテレビばかり見て勉強しない我が子には
「私は心配だわ」と伝えるというのです。
私も反省しきり、先生の経験から話される一言一言が勉強になりました。
最後に先生が教えてくれた「子どもの成長過程と対応」をあげておきます。
・3歳までは、肌を離さない(愛着)
・7歳までは、手を離さない(躾)
・13歳までは、目を離さない(規範)
・19歳までは、心を離さない(信頼)
川合先生のUST放送のアーカイブ(30分)はこちらです。最初30秒空白がありますので注意ください。
http://www.ustream.tv/recorded/75054259
では!
P.S.
過去のゲストのアーカイブ(youtube)は以下でご覧いただけます。面白いですよ!
http://sotogaku.jp/ust
ー大学教授等ー
・寺尾 敦 氏(青山学院大学社会情報学部 准教授)「ICTを活用した『深い学び』」
・楠田 祐 氏(中央大学大学院客員教授)「人事育成部門こそ、コア人材で構成せよ」
・田村 恭久 氏(上智大学理工学部 准教授)「先生は教壇から降りろ」
・有賀 三夏 さん(東北芸術工科大学 嘱託研究員)「人生に芸術をどう使おうか?」
・大岩 元 氏(相愛大学 音楽マネジメント学科教授)「コンピューターとネットワークを理解して使いこなせ」
・野末俊比古氏(青山学院大学教育人間科学部准教授)「大学の教職員はみんな“先生”」
・中川徹氏(大阪学院大学名誉教授)「創造的な問題解決の考え方を身につけよう」
ー経営者、コンサルタント等ー
・庄司 博幸 氏(学習能力創造アカデミー校長)「変な大人をあらしめよ。」
・ピース小堀 氏(株式会社ピース代表取締役)
「たった1人でも1人の可能性を本気で信じれば、信じられた人の可能性は無限大になる!!!」
・森憲一氏(サードステージグループ代表)「目標追求型組織から目的共有型組織へ」
・キャメルヤマモト氏「1.Disruptive Innovation 2.Reflection 3.Strength&Connectivity」
・浅井由剛氏(株式会社カラーコード代表取締役)「美意識」
・泉一也氏(場活師)「・教育の場を共育の場に・やり方から在り方へ→知識学習から見識・胆識の学習に」
・中川繁勝氏(ギビングツリーパートナーズ株式会社代表取締役)「育てる側が進化せよ」
・堤宇一氏(人材育成マネジメント研究会副理事長)「『勘・度胸、経験』から、『データ・事実、理論』に裏付けられた人材育成へ」
・豊田圭一氏(株式会社JIN-G執行役員)「アカデミックスマートではなくストリートスマートな日本人をつくりたい!」
・森山たつを氏「まずは、やれ!爆速で!」「権限を与えろ!口を挟むな!」