2013年11月20日(水)
今日の朝焼けの富士山は素晴しいです。いつもより横に大きい写真を載せます。堪能下さい。
さて
一昨日、昨日と、愛知県に行って講演をしてきました。
一昨日は、知多半島ナビさんの主催で、常滑市で、
昨日はホンダさんに招待されてヒルトン名古屋で、
「絶対に達成する技術」PDCFAサイクルの話をしてきました。
ホンダさんでは講演が終った後のサイン会で時間に余裕があったので
ひとり一人とゆっくり話すことができました。そこでどの私の話に共感
頂けたかがわかりました。
順位は適当ですが、私が印象に残った順で、参加者に刺さった(であろう)
私の話を載せます。
一位:子どもが勉強嫌いになる時
二位:ホンネで自分の話をしているか
三位:タバコのやめかた
四位:となりの部署の人に聞く
五位:自分の中にもソトとウチがある
六位:”ついで”にやること
今回たまたまですが私と年齢が近い人が多かったので
子どもの教育の話が印象に残ったようなので、今日のこのブログでは
一位:子どもが勉強嫌いになる時。。
を説明しましょう。
それは、
小学校一年生の最初のテスト(プリント)を持って帰ったときの”親の一言”です。
本人は初めてやるテストにワクワクしていています。
保育園や幼稚園のときは新しいことを経験し学ぶこと自体が楽しいのですから、一年生になって
先生が○をつけたり△つけたり×をつけたりポイント(点)がついたり面白いことだらけです。
ところが、家に帰ってきて親に見せた瞬間に、わくわく学びの心は一瞬にして打ち砕かれます。
それは何点をとろうがです。
95点を取ったら親は
「あと5点だね。この漢字のハネさえ気をつければ今度は100点だね」
と言います。
35点をとったら親は
「ちゃんと先生の言うことを聞いているの?今度はがんばろうね」
と言います。
いずれも、できなかったほう(95点なら5点側を35点なら65点側)を見て
結果で評価しています。
たとえ100点を取ったとしても親は
「よくやったね。100点だね。次も100点を目指そうね」
と結果を見ています。
子ども本人は○とか△とか×とか書いてある紙自体が楽しかったはずなのに
テストという言葉が嫌いになる瞬間でしょう。
いずれ二年生になるころには、わからないことを
「習ってない」
と言い出すのです。自主的な学びの力が終わりを告げる瞬間です。
以降ずっとそれは続くのです。
こうやって「出来なかった方」を見る癖が養われて行きます。
自己肯定感(セルフエスティーム)が下がる原因と言われています。
実はこのことはPDCFAサイクルのC(内省)の技術に非常に関係してきます。
経験を深く振り返る内省では、自分の心の奥と対話をしなければなりません。
でも自己工程感が低いままでは、取り繕った自分との会話しかできないので
気づき成長することにつながらないのです。
これは誰にでも起きることです。これを技術(スキル)でリカバーできるのが
内省の技術となるんですね。
(これはまたの機会に書きたいと思います。)
さあ
今日はある大学に行って新設される中高一貫校でのICT化の相談を
受けたあと、佐賀県武雄市に行って明日の反転授業に備えます。
では
今日も元気に「いってらっしゃーい」