発明家 永谷研一 教育イノベーション 発明家 永谷研一 教育イノベーション

発明家  永谷 研一 Blog 今日の富士山

小学校でのタブレット活用最前線

2014年08月18日 日記

2014年8月18日(月) 晴れ
今日は山は曇っていて富士山は見えません。
約一週間の夏休みを終え再始動です。
スクリーンショット 2014-08-18 8.37.26
さて

今日は小学校でのタブレット活用の話を書きましょう。

ネットマンでは、2001年から13年間、モバイル端末
を使ったラーニングシステムに関わってきました。

この10年で端末のデバイスは非常に発展しました。

最初は携帯(いわゆるガラケー)

その後スマートフォン

そして

 

タブレット

 

が誕生しました。

最初は教室に持ち込み禁止であった携帯が
今では、積極活用しようというムードになって
います。
大学教育ではすでに教育には必須なアイテムに
なっています。

公立の小学校でも全児童にタブレットを配布した
佐賀県武雄市のような町が出てきている一方で
全国的には

 

ほとんど変わっていない

 

というのが現実です。

現在約30000校の公立小中学校がありますが
積極的にICTを活用している学校は
1%にも満たないのではないでしょうか。

ただ先進事例は物語っています。

ICTを活用した教育デザインは
非常に学習効果が高いことを。

学習効果として【教員】と【生徒】双方に影響があります。

まず

【教員】は「授業効率」の向上です。

・小テスト配布、添削、結果確認
・意見の収集、全体共有、フィードバック
・教材配布、と閲覧確認
・調べ学習の結果回収と全体共有

など、今まで時間が掛かっていた教務の時間が
効率的になります。

その分「個別指導」の生産性が上がります。

次に

【生徒】は「学び合いの機会」の増加です。

・小テストで即時解説による学習
・恊働板での他の生徒の意見から学習
・ドリルでのスキマ時間の活用
・意見共有からの発展的な問いによる学習

など、今まで黒板や小グループ活動でしかできな
かった学び合いができるようになります。
またいわゆる、「吹きこぼれ問題」も解消されます。

このようにいいことずくめなので活用しない
手はないですが、教育現場の反応は鈍いのが
現実です。良くある言葉が、

「上からのお達しがないと・・・」

ただ最前線の教員の中にはやってみたいという
人が多いのも現実なのではないでしょうか。

私も武雄市では4年間、現場の先生たちと
二人三脚で一歩一歩地道に「よりよい教育」を
作ってきました。

「こうやった方がいいのではないか。」
「ああ変えた方がいいのではないか。」

なんども議論を重ねて今があります。

よってなんとしてもこのことを伝えて行こう
と思います。

ということで
今日8/18(月)は三島で、土曜8/23(金)は広島で

 

教員向けの勉強会を開催します

 

2014.08.23-教育ICTセミナーチラシ

お気軽に参加下さい。

以上