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発明家  永谷 研一 Blog 今日の富士山

苦労して作り上げた研修コンテンツ

2013年03月22日 日記

今日の富士山 3月22日(金)
2013-03-22
今日の富士山は雲がかかっていますが、雄大な姿を見せてくれています。
敢えて富士山が見える場所に引っ越して7年が経ちますが、
毎日移り変わる季節とともに富士山を見れることは幸せなことです。

さて
昨日は「行動習慣化プログラム」のインストラクター養成講座を主催しました。
3人の人材育成担当者方に参加してもらい、如何に人材育成の仕組を現場での
行動の実践と定着にもっていくかの技術を学んでいただきました。
確実に技術を習得してもらうために少人数精鋭の研修としています。

このプログラムは、ActionT.C.という行動習慣化のITシステムを2006年に出荷して
から、様々な導入事例のノウハウを結集して作り上げたものです。
ある意味ITは一年間で作り上げたものですが(ITはその後Vupを繰り返し現在はV4)
導入するための研修コンテンツ群(導入メソッド)は、4年はかかって開発しています。

開発するのはものすごい苦労がありました。
まず、まだ認知がないIT商品を使ってもらうということから始まるのですが
2006年当時は世にはSNSもなくかろうじてGroupwareがあるくらいですので、
研修が終わった後に行動の定着のためにITシステムを使うという発想が
ないのです。そこを何とか説明して使ってもらうのですから並大抵の営業努力
ではありません。
その後、うまくいく導入もあれば、うまくいかない導入も出てきます。
私たちは失敗導入というと以下の4点が上げられます。
・利用率が低い
・アクションプランの質が低い
・振り返りが浅い
・フィードバックが単なるコミュニケーション
これらすべてを”失敗”と位置づけ、改善しながら前に進んでいくのです。
それでも受注を続け事例を増やし精度を上げていくというプロセスです。
4年間改善を続けていき完成に近づけていくのですからまるでオリンピック選手
のようなストイックさ粘り強さが必要になります。

出来上がったものは研修コンテンツとして数枚のパワーポイントになります。
血と汗と涙の結晶です。オリジナリティー溢れるクリエイティブなものです。
ところが、見れば一発で理解できて
「あっそうか。うまいこと考えましたね。昔から言われていることですね。」
という感想を持つ人もいます。
でもその言い方は私としては「ちょっと待って」ということになります。

私は発明家として0から1を創りあげることに命をかけている人間ですので
オリジナリティーは一番大切にしている部分です。
そこを軽んじられることは、はらわたをえぐり取られるような気分ともなります。

どこかの国がすぐパクリ・真似て日本の権利・財産を脅かしていることは
ニュースでもよく聞く話です。
そこまで大きい話でなくとも、発明は発明として重んずることがなければ
クリエイティブなものは生まれなくなってしまいます。
そして著作物として知的財産権が認められいるという大前提を忘れてはいけません。

人材育成に携わるということは”人を大切にする。人の成長に期待する”という仕事
です。
私もそのような仕事をする一人の人間として、他者のクリエイティブな成果に
最大限配慮をするようにしていきたいと思います。
それが、相手を尊重し認めることに他ならないからです。

さあここで上げますね

「今日も元気にいってらっーい」