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「教えない学校」は作れるのか

2015年12月07日 教育

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「もう一度、子ども時代をやり直すことになったら、あなたはどのような学校や授業を望むだろうか」。もし、私がそんな問いかけを受けたとすれば、「教えない学校」と答えます。
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世田谷区長の保坂展人さんの記事
【「教えない学校」は「総合知を豊かにする教育」をめざす】
はこんなくだりから始まります。

そして保坂さんはこう続けます
ーー引用(一部略)ーーー
本来の人間の学びは、厳しい自然環境に耐えて生き抜いていくため技術の習得であり、外界と結びついていました。
しかし社会が高度化するにつれて、学習内容は「教科」に分解され、教科書による授業、理解度を試すテストによって循環していきます。学校で習ったことが、学校のテストと入学試験で役に立つ以外に、本物のリアルな社会とどうつながっているのか、学校の先生も明確に示せない時期が長く続きました。
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教育改革を語るときに、必ずぶつかる「問い」が、

 

「教育の効果をどう測るか」

 

という課題です。

先日私のUstream番組「教育イノベーション」に明治大学の阪井和男教授に登場いただきました。先生もその番組の中で、

「総合評価はイノベーションを排除している」

として、評価方法の問題を指摘しました。そして「教育の分断」と題して
・学年学級生
・相対評価
・単位制
の3つが大問題であるとし
「人間味の失せたマンモス工場」(2008 潮木 守一)
という言葉で、現代の教育を表現されていました。

 

✳︎ 阪井先生のアーカイブはこちらです。(35分)https://www.youtube.com/watch?v=HlyLe6PXJxQ

 

 

私は今年、NPO法人人材育成マネジメント研究会を「学習分析学会」に改称し、Learning Analytics というテーマに立ち位置を置きました。
学習分析という技術的なことはもちろん、根本的な問いである

「学びとは何か?」

を愚直に追求したいと思います。

 

また、やりっぱなしの研修を行動変容にコミットする研修に転換すべく
今年、「人材育成担当者のための、絶対に行動定着させる技術」という本を
出版したのも元を正せば、

「企業内研修は何のために存在しているのか?」

という根本的な問いに挑戦したいためです。

 

 

たまたまITと教育を融合するというテーマを見つけ、16年間やってきたらパイオニアと言われるようになりましたが、私自身のモチベーションの源泉は

「教育とは何か?」

という本質的な問いの追求です。
これからも「教育の効果を測る」商品やサービスに磨きをかけながら、この本質を追求していけたらと思います。

以上

 

発明家永谷の教育イノベーション(UST)アーカイブはこちら http://sotogaku.jp/ust/