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発明家  永谷 研一 Blog 今日の富士山

正解があるから答える、正解がないから答えない。という教育でいいのか?(藤原和博さんの授業にて)

2013年06月12日 日記

2013-06-12
今日の富士山 2013年6月12日(水) 曇り
今日は曇り。富士山は見えません。今日は結婚記念日。15周年です。15年、初に自分が先に気づいた。このブログのおかげです。笑
さて
昨日はつくばにある教員研修センターに行ってきました。藤原和博さんが講師を勤める「校長マネジメント研修」にて授業支援を行うためです。
北は青森県から南は佐賀県まで全国から82人の校長先生が集まって受講していました。
民間人初の中学校の校長として東京杉並区の和田中学校で活躍した藤原さん。著書「つながり力」「校長先生になろう」などベストセラーをたくさん出しているので
知っている人も多いでしょう。
昨日の講義で気になったキーワードを挙げます。
・20世紀型は「みんな一緒」21世紀型は「それぞれ一人一人」という変革が起きている
・これからの校長は、管理からマネジメントへ変わるべき
・情報処理力から情報編集力を強化する
・正解があるから答える、正解がないから答えない。という教育でいいのか?
・ジグゾーパズル型の教育からレゴ型の教育、すなわち価値創造の教育を行う。
・大人が学んでいる姿が一番の教材だ。学び続けていることが伝染することが教育。
まさに藤原さんは「教育イノベーションはマネジメントから!」ということで活動されているんですね。

私の役割は、途中でC-Learningを使って、ケータイ・スマフォから質問に答えてもらうことです。
例えば、
「「公平」という言葉の(たんなる平等から)進化した、成熟社会でも通用する意味を再定義するとすれば?」
という問いです。
昨日の先生方の回答はこうでした。一部をPDFで乗せます。
CL-kyoin-130611.pdf(76K)
何が正解で何が不正解といた類いの問題ではないですね。みんなで一緒に考えていかなければならない、正解のない「問い」です。
これを即座にプロジェクターに映しまさ再度議論していくのです。まるでサンデル教授の「白熱教室」のようです。。笑

このような体験を通じて正解主義の社会を学校マネジメントから変えるができたらと思います。
昨日も神奈川、栃木、三重、福岡の校長先生が私のところに名刺交換に来てくださりICT活用について情報交換をさせて頂きました。
このような積極的な先生方が増えることで、教育イノベーションはどんどん進むことでしょうね。

次回も8月の中旬に東京で、下旬に福岡で同じ「校長マネジメント研修」があります。まだ全国の校長先生方と会えるのが楽しみです。
では
「今日も元気にいってらっしゃーい」