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半年でTOEIC300点を750点にする方法

2013年06月17日 日記

今日の富士山 2013年6月17日(月) 曇り
2013-06-17

今日は曇り。富士山は見えません。今日は今から武雄市に日帰りで出張です。
さて
先週の金曜日は、UST放送でした。ゲストは英語教育の改革を推進している、
元TOEFL試験の日本の運営責任者、現スカイクルージング社の加藤直人さんです。目から鱗が落ちるような話を聞かせてもらいました。
加藤さんは「誰でもTOEIC300点代の人を半年で750点にする自信がある」と言っている凄腕です。

たとえば現在の英語教育の現状として
・アジアの首脳は国際会議で英語で発言、日本人は通訳をつけている。
・TOEICが800点〜900点でも実際話せる人が少ない
・また英語の先生が英語がネイティブに話せない。
というのです。
本来の語学教育として
・Listening->Speaking->Reading->Writingの順番に学ぶこと
 (なのに日本ではReadingからやってきた)
・日本は、Reading偏重、インプット重視、文字に頼りすぎている
・英語を長期記憶に残すには絵や写真をイメージして理解して繰り返し発音する練習が有効
というのです。
そこで、iPadなどタブレットを利用して、
・文字(テキスト)に頼らず、絵や映像を利用したコンテンツで
・WordでなくChunk(固まり)で覚え
・脳科学の理論を活用しながらアプローチし
・チューターのバックアップを受けながら学習する方法
という新しい勉強方法を提案していました。ものすごいスピードで習得できるそうです。
Ustreamの番組(30分)のアーカイブはこちらです。–>http://www.ustream.tv/recorded/34322933
興味のある方は見てください。

加藤さんの一番強烈なメッセージは、
「英語の先生はティーチャーである必要はなくファシリテーターに徹すべし」
ということです。
英語はもはや優良コンテンツがあふれている時代です。もっとそれを活かすような教育の方法があるというのです。

子どもたちにとっては英語を覚えればメリットが大きいのは世界の優良な教育が受けられるということ。
MOOCs(ムークス)とは、Massive Open Online Courses の略で、「大学の公開オンライン授業」です。
自宅にいながらにして、アメリカの一流大学の授業が受けられ、しかもネットを通じた試験も行われ単位も認定されるというのですから驚きです。
スタンフォード大学の教授が始めた Coursera(コーセラ)は、全米の大学が参加して現在217の講座を開講し受講者は世界196か国の約255万だそうです。

英語が出来ると教育的なメリットが大きいという事実。これは英語教育イノベーションが加速する理由になるでしょうね。

では
「今日も元気にいってらっしゃーい」