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武雄市の「iPad利活用教育推進連絡会」とは

2013年06月18日 日記

今日の富士山 2013年6月18日(火) 曇り
2013-06-18
今日は富士山は見えません。今日の午後は日本の農業を支える人たちに「いかに目標を達成するか」の研修です。
さて
昨日は、佐賀県武雄市にいって「iPad利活用教育推進連絡会」に参加してきました。昨年度よりアドバイザーをさせて頂いています。
武雄市では、一昨年度から小学校2校の4年生以上に対してiPadを配布しICT利活用教育を推進しています。
先日他のすべての小中学校19校の全児童4000人に対してiPadを配布する記者発表がされ日本中を騒がした武雄市には
問い合わせの電話が鳴り止まない状態とのことです。他県の教育委員会や文科省から視察もたくさんあるようです。

「iPad利活用教育推進連絡会」はこんな会です。2013-06-18-1
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「iPad利活用教育推進連絡会」
平成25年6月17日(月)武内小学校14:30-16:30
参加:
教育長、教育委員会、フェイスブックシティ課、
佐賀県教育庁、エデュアス、学映システム、
武内小学校・山内小学校(校長・教頭・学務主任・情報担当・ICT支援員)
アドバイザー(永谷)

1.開会
2.教育員会挨拶
3.協議
1)H25年度ICT関係整備予定の報告)
 H26年度タブレット整備関係の報告
2)H25年度利活用推進に向けての計画と協議
①フェイスブック・シティー課の取り組み
②H25年度利活用目標(学校教育課)
③今年度の予定について(エデュアス)
④Cーラーニンングについて(ネットマン)
⑤ICT支援員等について(学映システム)
⑥各校の推進組織・運営・公開授業等計画について
 (武内小学校、山内東小学校)
3)西部教育事務所より指導助言
4)アドバイザー(永谷)より指導助言
5)その他連絡事項
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機器の整備や各学校のICTを活用した授業の状況の共有だけでなく、アプリのバージョンアップの話や
教員や支援員の教育の話まで、協議内容は多岐にわたります。

最後に私からはアドバイザーの立場として
・学会論文等、公的なものとして外に発信していくこと
・タブレットが持ち帰りになったときに「予習型」になることへの教育デザインの準備
・大量にiPadが配布されるときに備えたメンテナンス体制について
・ICT利活用の教授法の冊子の作成推進について
の4点をアドバイスさせて頂きました。

はじめて参加された佐賀県教育庁の方が
「このような連絡会があって、武雄のICT活用教育は推進されているんですね。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

そうです。武雄市ではこうやっていろんな人が学校を超えて協力し合っているんですね。
それによって日本一(と私は思っています)のICT利活用教育が行われているということなんです。

大切なのは、多様な立場の方々が意見を出し合って前に進んでいくという文化なんでしょうね。
では
「今日も元気にいってらっしゃーい」