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発明家  永谷 研一 Blog 今日の富士山

公開!武雄市の反転授業の流れ

2013年11月05日 日記

2013年11月5日(火)
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今日は富士山が素晴らしい姿を現しています。頂上に雪がたくさん降りましたね。
さて
今日から三日間、佐賀県武雄市の小学校に行って反転授業のプレ授業を支援してきます。

反転授業とは”予習型”ということです。
いままでの学習は
・学校で一斉指導
・家庭で宿題(復習)
でした。
その逆ですので、家で予習を行い、学校で確認をしていくのです。

簡単な反転授業の流れはこうです。

・前日タブレットを持ち帰り。
 1)【家庭】映像コンテンツを見て予習
 2)【家庭】理解度チェック、自分の考え方を回答
・翌日
 3)【学校】答え合わせ
 4)【学校】意見の違いをディスカッションにより深める。

実は最初、コンテンツ作成会社が作った映像では的を得ていません。小学校にぴったり合うものではないのです。
先生方があつまり教材の改善点を話し合って行きます。小学校の先生のこだわりは半端ではありません。
結果、よいコンテンツが出来上がって行きます。

要は、
・現場の先生方が協働して教材を作っている
のです。
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理科や社会のコンテンツでは地域特有の設問を盛り込みます。こうやってオリジナル化されていくのです。
すべての教材がそろうのは時間の問題でしょう。いずれすべての単元で家庭で予習ができるようになります。

こういう時代の教室のあり方も変わってくるでしょうが、変わらないものもたくさんあります。それは

”先生の指導力の重要性”

です。私はICTを活用する先生たちをたくさん見てきましたが、ある特徴を発見しました。それは

・ICTをうまく使う先生は、板書がうまい。

ということです。単に字がうまいだけでなく、タイミング、提示の内容などがベストなのです。
結果、子どもたちの理解が深まって行きます。要はICTは関係なく普段からの指導力が高いということです。
いい先生はやっぱりいい先生です。小中学校の先生という仕事は完全に「専門職」なのです。

ICTのひとつの効用は、先生が教室に閉じこもることができなくなる点かもしれません。
すべての先生たちがつながり、学び合うとき、本当のイノベーションが起きるんだと信じています。
私は13年間、ICT活用授業を支援してきました。学習者が中心の教育のために挑戦する先生たちに
寄り添ってきました。これからもこのスタイルは変わらないでしょうね。

さあ上げますね
今日も元気に「いってらっしゃーい」