発明家 永谷研一 教育イノベーション 発明家 永谷研一 教育イノベーション

発明家  永谷 研一 Blog 今日の富士山

自分で自分を高める

2013年12月18日 日記

2013年12月18日
スクリーンショット 2013-12-18 7.11.36
今日は曇り。富士山は見えません。昨日地元のラジオ番組にゲスト出演したのですが、そのとき手相のイチロー線(海外で活躍する相)の話で盛り上がりました。生命線が二股に分かれていたら、イチロー線だそうです。私にもありました。英語頑張らなきゃ。。汗
さて
私は仕事柄さまざまな企業の人材育成の話をお聞きすることが多いです。
昨日は、とある企業の人材育成のトレンドの話でディスカッションしました。

話のテーマは「自己啓発」

・仕事以外に勉強時間を作って、自分を高めるため勉強する

ことです。
最近、この企業の現場では、自主勉強会が増えているということでした。
時間的に決して余裕があるわけではありませんが、職場の中に自己成長する機運が
高まっているそうです。とてもいいことです。

今、仕事の現場は、非常に多くのことを取り組まなくては行けません。
結果、時間に追われるという毎日を送っている人も多いのが現実です。
でも、忙しいからこそ、
自分の能力を高める活動=「自己啓発」
をすることで目の前の仕事の成果を高める活動が必要となります。

8年くらい前に、Learning Organization(学習する組織)というテーマが流行しました。
学習する組織とは、
「組織のすべての構成員が自律し環境に適用させ、また未来に備え、協調して学習している状態」
を現します。
マサチューセッツ工科大学のピータ・センゲ教授の「The Fifth Discipline」が有名です。
「人々が継続的に能力を高め、創造し、相互に学び合う場」
とも言えます。

最近、職場での勉強会が増えてきているのはとてもよいことです。しかし、
自己啓発はあくまで、自発的なものです。会社から強制されるものではありません。
よって遅くまで残ったり、家に持ち帰ったとしても残業代がでるものでもありません。
ただ最近、権利主張をする輩がいるそうで、
 「会社から言われてやったので、残業代をつけろ」
と要求する人がいるそうです。

この時点で、自主性がなくなりこの組織の学習力は
「終わり」
です。

そもそも、「成果」を出すことによって、給料をもらっているんです。
会社は利益を出しているから存在しています。
よって「成果」を出していないなら、給料は本来ゼロであるべきなのです。
ましてや「成果」を出すための準備はその働く人本人の問題です。
なのに「権利主張」をする人がいることは本当に残念でなりません。
そういう人が一人でもいる組織はだんだん停滞していくでしょう。

なんで、そんな思考になるのか私には意味不明ですが、
「言ったもん勝ち」のような風潮は非常に問題だなと感じます。

組織の中で、ひとり一人が成長するために自主的に努力し、周りはその努力に
敬意をもち、時には一緒に学び合う。そんな自然な姿がひとり一人を、そして組織を
強くしていくのだと思います。

教育や人材育成って本当に頭を使う仕事です。学習する組織を作るために、
自然な形で”人が高め合う状態”を仕組み化していく作業なのですから。。

皆さんはどう思いますか?

さあ
上げますね。今日も元気に「いってらっしゃーい」